独り言⑤ ~酒はアンプのようなもの~

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お酒で失敗する人が世の中には多い。そう、その中の一人が私だ。いつも失敗している。失敗する度に「もうお酒はやめよう」と思う。そしてまた、その日の夜には飲んでいるというからどうしようもない話である。そしてそういう人達にかぎって、自分の失敗を酒のせいにする。

ただ思う。酒で失敗する人、酒で人格が豹変する人、攻撃的になる人、酒で普段は静かなのにうるさくなる人、色々な人がいるがその本質は酔ったとて変わっていない。もともと失敗する素質のあった人間なのだ。そして人格が変わったのではなく、もともとそういう人格も持ち合わせていたのだと思う。普段は攻撃的な面を抑えているにすぎず、酒によってその部分が増幅されたにすぎない。

例えれば、もともとある歌があったとする。それをPCやオーディオ機器、またはスマホで聴く時にボリュームを上げる。よく聞こえるようになる。しかし、いくらボリュームを上げたとしてもその曲のクオリティが上がるわけではない。そして下げることもない。その曲自体は何も変わっていない。ただ音量が上がるか下がるかだけの話である。つまりアンプと同じだ。

普段は人格者と思われてる人間がいたとして、お酒を飲んで暴言を吐いたり暴力をふるうとしたら、その人間が人格者でなく暴言を吐いたり暴力をふるう人間なのだ。酒のせいにしてはいけない。酒で酔ったから変わるわけではない。

と、書きながら、酔って迷惑をかけたり大切な人に暴言を吐いてしまったりする行動を反省している。しかし悔やんではいない。だからまた繰り返してしまう無限ループなのだ。これを機に悔やんでみようかと思う。