独り言～ラーメンの巻～

　なぜにラーメン屋開店サポートを…

　2021年10月に行政書士として事務所を構え、業務を始めた。2年前の今頃は物件探しをしていたのを覚えている。確か最初は戸建てを借りて1階を事務所になんて考えていたがすぐやめた。そんなこんなでもう2年経つのである。

　当初は入管業務、つまり外国人のビザに関する業務だけを行うつもりだった。自分の配偶者のビザの更新などで流れは知っていたが、ビザの種類なんて多々あるし素人なので、半分冗談でスーパー高額なセミナーを受けた。冗談にしては高い金額だったが受けて良かったと思うしその価値はあった。もちろんすぐに回収できた。

　そうこうしているうちに、昨年の夏ぐらいに一人のベトナム人と出会った。経営管理ビザ、つまり経営者の為のビザを持っていてその更新の依頼を受けた。彼は家系ラーメン店のオーナーだった。当然ベトナム人がラーメン屋を？と思った。あなたもそう思ったであろう。「ラーメンなめんなよ」と二郎信者の私は思った。さっそく依頼を受ける前に食べさせてもらった。

　普通に家系ラーメンだった…立地も良いし、いつも混んでいる。23時過ぎると他の店が閉まってしまう土地で夜は独占営業である。なかなかやり手だなと思った。

　そんな彼から「FC展開したい」と申し出がった。彼と同じく合同会社を設立し、ビザ取得までサポートしたいとのことで、当初はやったことない業務だしめんどくせぇなと思ったが乗ってみることにした。なんせ入管業務しかやってないのに会社設立サポートとは…。

　受験時代、会社法は全く勉強していなかった。選択肢④にマークつけて1問とれればいいかのスタンスだったからだ(行政書士試験あるある) 当時のテキストを読み漁った。そういやそういうのあったなぁ…の日々。それだけでは足りず、セミナーも再度受けた。こちらは良心的な値段だったが、この程度なら本でいいのでは？とも思った。

　これを期に「Company Establishment & Visa Tokyo」というものを始めた。年内には法人化させたい。ただし名前が長い…TokyoをJapanにしたかったと色々あるが頭文字をとって「CEVT」のおさめた。一人っ子なので(関係ない)1人で始めてもよかったが、兼ねてより目をつけていた頭のいい人間に助手になってもらった。

　そしてハマった。助手と定款作りから勉強し、営業許可取得のサポートまですることになった。FC1軒目の商業登記が終わった知らせを受けた時は感動した。いや、そこまで司法書士からの「やり直し」指摘もたくさんあったが割愛。とにかく、登記が終わった時は嬉しくて昼間から行きつけの居酒屋で飲んでしまったな(いや、いつもかもしれない)

　そしてオープン。

　こちらも嬉しかったが、何よりオーナーになった彼が1番嬉しかったであろう。日本の企業に数年勤め日本語も堪能で、お辞儀、挨拶1つとっても日本の文化を受け入れている。これからラーメン屋で家族を養っていくという覚悟が見えた。そういう「情緒」を持っている外国人をこれからも手助けしていければと思っている。

　そういうわけで2軒目、3軒目とサポート中。もちろんビザの仕事の方が多いわけだが、この会社設立＋経営管理ビザのサポートもやりがいがあって自分に合っていると思う。と、ラーメンの写真を貼りまくった。食べたくなったでしょ？都内の方は是非「横浜家系ラーメン赤家新井薬師前店」をどうぞ。写真は全部麺の量が半分です(万年ダイエット中)

　あ、でもラーメンは二郎派なんです…