おかしな初デート

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この時期、ネットニュースを読んでいると戦争体験者による記事が多い。新聞によっては1年中体験談を載せているものもある。今日、南日本新聞の3月24日の記事が再度掲載されていた。

「若い男女が一緒に歩くとは不謹慎」。憲兵隊に銃を向けられた私と婚約者は、距離を取り無言で山を下りる。おかしな初デートだった〈証言 語り継ぐ戦争〉 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞
■吉峯睦子さん(96)鹿児島県南さつま市加世田唐仁原

この吉峯夫婦、空襲に遭ったり散々な内容だが、殺伐とした記事が多い戦争体験談の中では比較的安心して読める記事だった。あまりに残忍な記事は読んでいて気が滅入る。ソ連軍による日本女性の連れ去りなど読むに耐えない内容である。読むけど。妊婦が腹部を銃剣で刺されたり、ほうきを陰部に押し込められて殺されたり、14歳以上の女性はほとんど強姦された通州事件の記事など読んでいて怒りと共に吐き気さえする。読むけど。

通州事件に関して知りたいって方はとりあえずWikipedia 読んでみては。「日本人居留民への暴虐行為」の項目に恐ろしい写真があるので気を付けて。

通州事件 - Wikipedia

それに比べれば、この吉峯睦子さんの記事まだ平和だ。短歌を趣味としている方で、文章にもどことなくリズムがあって読みやすい。

憲兵隊が「若い男女が一緒に歩くとは不謹慎」と銃を向けた。2人とも身震いして距離を取って無言で下山した。おかしな初デートだった。🄫373news

政治手段の一つとはいえ、戦争とは本当にくだらない金稼ぎの方法である。当時でさえ日本のみならず軍艦や戦闘機を作っていた会社のために戦争をしていたとしか思えない。そんな連中のためにせっかくの初デートが「おかしな初デート」になってしまったのだろう。「この憲兵も空気読めよ!」と思ってしまうが、憲兵も仕事である。時代が時代だから仕方がない(そもそも憲兵隊って街の憎まれ屋だもんね)

これを読んでる方にも大切な人がいるだろう。親、兄弟姉妹、家族、彼氏彼女、友達、仲間、なんでもいい。とにかくいるだろう。そんな大切な人達を理由なく一瞬で消してしまうのが戦争だ。人間が亡くなるとき何かしら理由があるだろう。戦争は理由なく人が消えていく。同じ種類の生物が殺し合うなんて人間、ミーアキャット、オオカミくらいなものだろう。知らんけど。ミーアキャット、オオカミは1対1だが、人間の戦争は国と国が争い亡くなるのは第三者の国民という「とばっちり」以外何ものでもない。

とにかく戦争は百害あって一利しかない。一部の軍需産業に携わる人間にしか利がない。彼らが他の方法でお金を稼げる日が来れば戦争はなくなるだろう。でもそんな日は来ない。人間は何千年も前から戦争をしている。もしかしたら好きなのかもしれない。そして起こったことのみを勉強し、なぜ起こったのかを勉強しないからだ。

人類の歴史は戦争の歴史だ。日本史、世界史問わず、我々はいくつ〇〇の戦い、〇〇戦争を覚えなければならなかったか。利己的なことを言えば、とにかく自分と自分に関わる人間を巻き込んで欲しくない。