登記を依頼してふと思ったこと

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「司法書士?」「いえ、行政書士です」ってやりとりに飽きている…

今日は、家系ラーメンFC3号店の合同会社設立のために必要な「登記」を司法書士の先生にお願いしに行ってきた。「自分でやらないの?」「できないの?」「面倒なの?」と思われるかもしれないが、自分でやれるならやっている!(笑)やらない、のではなくやってはいけないのだ。

司法書士法第73条では、司法書士でない者が、他人から依頼を受けて登記申請手続の代理や申請書類の作成を行うことを禁じている。仮に依頼を受けて、登記申請に関する知識があったとしても、行政書士が登記申請手続きを行うことは、司法書士法に違反することになり、罰則もあるわけだ。罰せられるのだ。怠けているわけではない。怠けているわけではない。2回言った。

司法書士って?

不動産登記や商業登記といった登記の専門家。一般的には、会社設立登記や相続や売買による不動産の所有権移転登記等で関わることが多い職業。一定の条件を満たす訴訟における代理人となることが可能。最難関国家資格のひとつ。 合格率は例年3~5%台、他の国家資格試験と比較しても合格率は低く、難易度が高い試験。 合格者数は例年500人~600人台。へぇ…

行政書士って?

官公署に提出する書類の作成及び提出の代行を主な業務内容としています。遺産分割協議書の作成や車庫証明申請等の非常に幅広い範囲を業務内容としている。2022年度の行政書士試験の合格率は12.13%です。2021年度の合格率が11.18%、2020年度の合格率が10.72%(←運が悪い年に受けてしまったものだ…)

司法書士の数が約23,000人前後に対し、行政書士は約48,000人。司法書士の倍。日本にあるセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの数を合わせた数と行政書士の数が一緒。多すぎない?

でも、司法書士と行政書士を間違えられても仕方ないと思う。みんな生きてる間に何度、行政書士の世話になるか?司法書士の世話になるか?考えたらわかると思う。事業をやっていれば話は別だが、普通に会社に勤めていて行政書士の世話になることなんてあまりないだろう。一生のうち一度も無い人もいる。そんな職業だから間違えられても仕方ない。それになぜか司法書士の方が知名度が高い。

だから「行政書士って何する人?」ってよく聞かれる。悩む…。面倒だから「外国人のビザどうこうしてる」と答える。もっと面倒な時は「ラーメン屋作ってる」と言う。そしてラーメン職人だと誤解される。だからいっそラーメン作ろうかと思っている(真剣) 感覚の一緒な人間には「ドラクエⅢで言ったら、勇者が弁護士、司法書士が魔法使いだとしたら、俺は僧侶」って答える。何のこっちゃ…

話は戻って登記の話。なので、自分が頂く報酬額の中に、登録免許税(会社作るのに国に払うお金)と司法書士への報酬額も含まれているので、まるまる依頼人からの報酬が手元に入るわけではない。

そう考えると、司法書士とのダブルライセンスだと無敵ですね、ってことになる。だが、もう一度か過酷な勉強をし、試験を受ける力が残っていない。それなら今使えるもので何とかしようと思ってしまっているので一生ダブルライセンスになることは無いだろう。

でも、これからもおもしろいことはできるよね。